プロミスの審査では、クレジットカードの遅延が影響することがあります。
長期間、クレジットカードの支払いが不能となっている場合はもちろん、ごく短期間の遅延でも審査に悪影響を及ぼすことがあります。
また、クレジットカードの遅延の影響をなくしたいと思うかもしれませんが、影響をなくせる方法というものはありません。
少なくとも、これ以上は自分の信用を落とさないようにするしかないのが事実です。
この記事では、クレジットカードの遅延がどのように影響しているのか、審査でどういった点に気をつければいいのかが分かります。
プロミス審査はクレジットカードの短期遅延も影響あり?!
クレジットカードの支払いが遅れてしまうと、短期遅延だったとしてもプロミスの審査に影響することがあります。
クレジットカード会社が信用情報機関に延滞の情報を登録すると、すべての金融機関が登録された情報を確認できるからです。
逆に短期遅延ということで信用情報機関への登録をしていなければ、プロミスの審査に影響がないということです。
信用情報機関に登録されているかどうかは、自分でも確認できるので、気になる方は確認をしてから審査を受けるのがおすすめです。
クレジットカード会社の扱いがポイント
プロミスの審査にクレジットカードの遅延が影響するかどうかは、クレジットカード会社が信用情報機関に登録しているかどうかで決ります。
信用情報機関に登録するかどうかの判断は、クレジットカード会社ごとに異なるので必ず登録されているというものではありません。
一般には、30日以上の支払遅延が生じたときに信用情報機関に登録されると言われていますが、数日間の遅延でも登録されてしまう可能性はゼロではありません。
また、クレジットカードの短期遅延をプロミスがどう判断するかは、一般に外部に公表されていないので分かりません。
多少の影響があるのは否定できませんが、審査にどの程度の影響を及ぼすかは分からないのが実情です。
信用情報機関に遅延情報として登録する場合もある
クレジットカード会社は、ごく短期間の支払遅延でも信用情報機関に登録することがあります。
信用情報機関に延滞の情報が登録されていると、プロミスの審査でマイナスの影響があると考えられます。
ただし、クレジットカード会社によっては、ごく短期間の支払遅延については、信用情報機関に登録しないという方針をとっていることもあります。
どのクレジットカード会社が登録をしているのかは、外部の人間からは分からないようになっています。
信用情報機関に登録されている情報が気になる方は、自分の個人信用情報を確認してみてはいかがでしょうか。
個人情報の開示申請の手続きをすれば、どのような情報が登録されているかを確認できます。
プロミスの審査でも信用情報機関でチェックされる
プロミスのカードローンの審査では、信用情報機関に登録されているデータの確認が行われています。
どこの金融機関からどんな借入れをしているのか、返済がきちんと行われているのかは、信用情報機関のデータで確認できます。
審査では、信用情報機関のデータを数値化して融資の可否を決めています。
延滞の情報があるから必ず融資が受けられないわけではありませんが、なんらかの影響があることは避けられないと思います。
信用情報機関CICとJICCってなに?
一般に信用情報機関という場合は、国が指定した信用情報機関のことを指します。
国が指定している信用情報機関には、株式会社シーアイシー(CIC)と日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センターの3つがあります。
CICは、主にクレジットカード会社や信販会社を会員とする信用情報機関です。
そして、JICCは消費者金融をメインの会員とする信用情報機関になります。
クレジットカードの会社だから必ずCICに登録しているとか、消費者金融は必ずJICCでなければダメという決りはなく、そういう傾向があるという程度です。
登録されている情報や情報の保有期間は、CICとJICCで若干の違いがありますが、行っている業務は、金融取引における個人情報を管理するという意味で同じになります。
どんな滞納が信用情報機関に登録されるの?
信用情報機関に登録されている情報は、主に「個人を特定する情報」と「延滞情報」、「債務整理の情報」の3つがあります。
個人を特定する情報というのは、名前や住所、お勤め先などのことです。
勤続年数などでウソの情報を伝えてバレるのは、他の金融機関が登録した情報と整合性を確認しているからです。
また、延滞の情報は、クレジットカードや携帯電話の本体の分割払いなどの支払遅延の情報です。
延滞が発生した日付や延滞解消となった日付も登録されています。
債務整理の情報は、任意整理や自己破産などをしたときに登録される情報です。
登録から一定の期間は情報が残り続けるので、プロミスの審査に影響があることになります。
情報交流CRIN(クリン)で情報共有されている!
主な信用情報機関が3つあると説明しましたが、それぞれの信用情報機関が保有している情報は、相互で共有されています。
例えば、JICCの会員である消費者金融がJICCに個人の信用情報を確認するときは、CICや全国銀行個人信用情報センターに登録されている情報も確認できるということです。
つまり、クレジットカードの延滞がCICに登録されているときは、銀行のカードローンでも消費者金融でも、延滞のことを把握できるということです。
このような信用情報機関どうしで情報を共有している仕組みをCRIN(クリン)と言います。
クレジットカードだけでなく、銀行のローンの延滞なども分かるようになっているので、バレないということはありません。
遅延情報を登録されているとプロミスからの借入は難しい!?
クレジットカードの遅延情報が登録されていると、プロミスの審査に影響があることは確かです。
しかし、プロミスの審査は、総合的に返済能力を調査していると思われますので、必ず審査に落ちるというものではありません。
お金を約束どおりに返すという「信用」の評価は下がりますが、だからといって1円も融資ができないという結論になるかどうかは、他の審査項目しだいといえます。
例えば、携帯電話の料金の支払いを毎月確実にこなしていて、クレジットカードの短期間の遅延が1度だけあったとしたら、うっかり銀行の残高が不足していたと判断されると思います。
携帯料金も頻繁に遅れているようだと、家計が逼迫していると判断される可能性が高くなります。
過去に金融事故を起こしていたらどうなるの?
延滞や債務整理といった金融事故の記録が残されている場合は、ほぼ確実にプロミスの審査に影響があります。
絶対に融資が受けられないわけではありませんが、カードの限度額が少なくなる可能性があります。
基本的には、過去の金融事故があったときから、5年間は信用情報機関に記録が残されます。
信用情報機関の情報は、私たち個人が消したりできるものではありませんので、プロミスの審査を実際に受けてみないと分からないのが実情です。
基本的に5年間は記録が残る
クレジットカードの支払い遅延や過去の債務整理などは、基本的には5年間を超えない期間、情報が残り続けます。
5年以上も前のクレジットカードの延滞が問題になることはありませんが、直近の金融機関との取引に問題があると、信用情報機関に記録が残されている可能性があります。
信用情報機関に記録が残されているかどうかは、登録されている情報の開示請求をしない限りは分かりません。
どうしても心配な方は、自分の個人情報を取り寄せることも可能ですが、登録されている情報を削除してもらうことはできません。
分かりやすくいうと、過去5年以内の記録は信用情報機関に残されていて、プロミスの審査に影響があるのは確かですが、私たちがどうにかできるものではないということです。
少額融資なら可能性がある?!
クレジットカードの延滞があっても「少額融資なら可能性がある?」と思うかもしれませんが、年収や勤務先、勤続年数などの他の審査項目しだいになります。
安定した大きな企業に勤めていて、年収も高ければ、それなりのカードの限度額が認められることはあります。
しかし、勤続年数が短かったり、年収が極端にすくなければ、少額の融資ですら認められないこともあります。
つまり、クレジットカードの延滞の記録が残されている場合に、少額融資の見込みがあるかどうかは、申込む人次第ということです。
申込む人によっては、50万円超の限度額となることもありますし、審査に落ちてしまうこともあるということです。
延滞情報を消すにはどうしたらいい?
信用情報機関に登録されているデータは、個人が申請をして削除してもらえるものではありません。
一旦、信用情報機関に延滞の事実が記録されてしまうと、上で説明したように5年間は記録が残されます。
自分についての個人情報を開示請求して確認することはできますが、信用情報機関に削除を求めることは、裁判をしない限り認められることはないでしょう。
ただし、延滞の情報が5年間残されるからといって、直近の延滞と数年前の延滞が同じように評価されるとは限りません。
古ければ古いほど、延滞した事実の影響が少なくなると思います。
繰り返しますが、延滞の情報があったからといって必ず審査に落ちるものではなく、総合的に融資が可能かどうかを評価しているのがプロミスの審査です。
プロミスの審査に落ちないようにする対策方法は?
プロミスの審査に落ちないようにするには、これ以上、自分の信用を落とさないことを意識してください。
クレジットカードの延滞をしているのに多額の希望額を出したり、ウソの申告をしたりすると、評価が下がります。
審査を受ける前に自分の評価を上げることでできることはありません。
これ以上に評価を下げなければ、自分にみあった融資の限度額が決まるでしょう。
希望額は必要な額にする
プロミスに対して希望する融資の額は、必要最小限に留めておくことをおすすめします。
クレジットカードの遅延の情報が残されていると思われるときは、10万円以下にするべきです。
これは、プロミスの審査を行っている担当者の立場で考えると分かります。
クレジットカードで延滞しているのに高額融資を希望してきたら、「非常識にもほどがある。」と思われてしまいます。
逆に、クレジットカードの延滞があったとしても、5万円~10万円の少額を希望した場合は、「家計のやり繰りのために必要なのかな?」と思うだけではないでしょうか。
スコアリングといって機械的に融資の限度額が決まっていますが、融資ができるかどうかのボーダーラインのときは、人が最終評価をしているということを忘れないようにしましょう。
他社借入をなるべく減らす
他社から借入れしている借金を少なくできれば、プロミスの審査で有利になることは間違いありません。
しかし、それができないからプロミスの審査を検討していると思いますので、使っていないクレジットカードについて考えてみてください。
使っていないクレジットカードの契約が残っているということは、審査なしにいつでも借金ができるということです。
不要なクレジットカードを解約すれば、お金を貸す側の立場からすると安心材料が増えることになります。
もし、何枚ものクレジットカードを持っていて、ほとんど使用していないクレジットカードがあるなら、まずは、クレジットカードの解約をするようにしてください。
クレジットカードにキャシング機能がついていると、総量規制で融資できる枠も多くなるはずです。
複数同時の申込みは行わない
ごく短期間に複数のカードローンの申込みは、絶対にしてはいけません。
信用情報機関には、「ローンの申込みをしたこと」の情報も登録されます。プロミスに申込みをすれば、そのことが信用情報機関に登録されるということです。
複数のカードローンに同時申込みをする行為は、あなたの評価を下げる行為につながります。
プロミスでは、あなたに融資できる金額を時間をかけて審査しています。
プロミス以外のカードローンにも申し込んでしまうと、「借りられるだけ借りようとしているのか?」と疑われてしまうだけです。
他のカードローンに通らなかった場合でも、少なくとも1ヶ月は期間をあけてから申込みを検討するようにしてください。
嘘の申告や入力ミスをしない
プロミスの審査では、絶対に虚偽の事実を伝えてはいけません。
勤務先や勤続年数はもちろん、年収を多く見せかけるようなことも絶対に避けるべきです。
スコアリングという審査の手続きでは、統計的手法によって、審査項目の評価が行われています。
統計的手法を使えば、データの異常値が簡単に分かります。
どういうことかというと、他の会員から集めた膨大な審査項目のデータを使えば、簡単にウソがあぶり出せるということです。
勤務先の評価があまり高くないのに、年収が多すぎるとか、勤続年数が長すぎるということは、コンピューターのプログラムで簡単に分かるということです。
プロミスの審査に通りたいと考えるなら、すべての審査項目について正直に伝えるようにしてください。